Intel(インテル)は2026年第2四半期(Q2)決算で、市場予想を大きく上回る売上高とEPSを発表しました。
さらに、AI需要の拡大を背景にデータセンター&AI事業が大きく成長し、時間外取引では株価が急騰。長らく苦戦が続いていたIntelに対して、「復活の第一歩ではないか」と注目が集まっています。
一方で、NVIDIAやAMDとの競争、ファウンドリ事業の黒字化など、今後も乗り越えるべき課題は少なくありません。
この記事では、IntelのQ2 2026決算のポイントや株価急騰の理由をわかりやすく整理するとともに、AI需要の拡大によってIntelは今後どうなるのか、46歳会社員の視点で考察します。
Intel(INTC)Q2 2026決算まとめ
Intelは2026年第2四半期(Q2)決算で、市場予想を大きく上回る好決算を発表しました。
AI需要の拡大を背景にデータセンター事業が大きく成長したほか、第3四半期(Q3)の業績見通しも市場予想を上回り、決算発表後の時間外取引では株価が約10~13%上昇しました。
Q2 2026決算ハイライト
- 売上高:161.3億ドル(市場予想144.5億ドルを上回る)
- 調整後EPS:0.42ドル(市場予想0.22ドルを上回る)
- 売上高成長率:前年同期比+25%(15年以上ぶりの高い成長率)
- Q3見通し:売上高158~168億ドル(市場予想を上回るガイダンス)
- 時間外株価:約10~13%上昇
売上高・EPSともに市場予想を大きく上回ったことに加え、AI需要を取り込んだデータセンター事業の成長や強気な業績見通しが評価され、市場は今回の決算をポジティブに受け止めました。
なぜ市場は好感したのか?
今回の決算が高く評価された理由は、単に売上高やEPSが市場予想を上回ったからではありません。
AI需要の拡大を背景にデータセンター事業が大きく成長したことに加え、最先端製造プロセス「18A」の改善や強気な業績見通しが示されたことで、市場はIntelの業績回復に期待を強めました。
市場が好感したポイント
- AI需要の拡大:AIサーバー向け需要が引き続き拡大
- DCAI事業:データセンター&AI部門の売上が前年同期比+59%
- 18Aプロセス:歩留まり改善が進み、ファウンドリ事業への期待が高まる
- Q3ガイダンス:市場予想を上回る業績見通しを発表
- 株価:時間外取引で約10~13%上昇
市場は今回の決算を「AI需要による一時的な追い風」ではなく、IntelがAI時代に向けて回復基調へ転じる可能性を示した決算として受け止めたと考えられます。
Intel復活は本物なのか?
今回の決算を見ると、「Intelは完全復活した」と感じる人もいるかもしれません。
確かに、売上高・EPSともに市場予想を大きく上回り、データセンター&AI事業も前年同期比+59%と力強い成長を見せました。
しかし、私は「復活した」と結論づけるには、まだ少し早いと考えています。
AI半導体3社を比較
- Intel:CPU・ファウンドリ事業の回復が期待される
- NVIDIA:AI向けGPUで圧倒的なシェアを維持
- AMD:CPUとAI GPUの両分野で存在感を拡大
現在のAI市場では、NVIDIAがGPU市場をリードし、AMDもシェア拡大を続けています。
一方のIntelは、AIサーバー向けXeonプロセッサやファウンドリ事業を強化し、AI需要を取り込もうとしています。
今回の決算は、その戦略が少しずつ成果として表れ始めたことを示す内容でした。
ただし、今後は18Aプロセスの量産化やファウンドリ事業の黒字化が進むかどうかが重要になります。
私の考え
私は今回の決算を見て、「Intelは復活した」というより、「復活へのスタートラインに立った」と感じました。
AI市場は今後も拡大が期待されていますが、その恩恵を受ける企業はNVIDIAだけではありません。
Intelが今後も成長を続けられるのか、それとも再び苦戦するのか。今回の決算は、その分岐点になる可能性があると考えています。
AI投資で注目したいポイント
今回の決算を見て、私が改めて感じたのは「AI市場は1社だけが勝つ世界ではない」ということです。
AIと聞くとNVIDIAを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、AIサーバーはGPUだけでは動きません。
CPU、高速メモリ、ネットワーク、クラウドなど、多くの企業が支え合うことでAIインフラは成り立っています。
AI需要で注目したい企業
- Intel:AIサーバー向けCPUとファウンドリ事業の回復に期待
- NVIDIA:AI向けGPUで市場をリード
- Micron:HBM(高速メモリ)の需要拡大が追い風
- Broadcom:AIネットワークとカスタムAIチップを提供
- Oracle:AIを支えるクラウド基盤(OCI)が成長
Intel|AIサーバーを支えるCPU
IntelはGPUではなく、AIサーバー全体を動かすCPUやファウンドリ事業が強みです。今回の決算では、その需要回復が数字として表れ始めました。
※Intelの将来性については企業分析記事も公開予定です。
NVIDIA|AIブームの中心
AIサーバーに欠かせないGPUを供給しており、AI市場をけん引する存在です。
Micron|AI向けHBM需要が拡大
GPUの性能を引き出すHBM(高速メモリ)の需要が拡大しており、AI市場の成長とともに注目しています。
Broadcom|AIネットワークを支える
AIサーバー同士を高速につなぐネットワーク機器やカスタムAIチップを提供しています。
Oracle|AIクラウドの存在感が拡大
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)はAI開発を支えるクラウド基盤として急速に成長しています。
私が注目しているポイント
以前の私は、「AI=NVIDIA」くらいのイメージしかありませんでした。
でも企業分析を続ける中で、AI市場はGPUだけでは成り立たず、CPU・メモリ・ネットワーク・クラウドなど、多くの企業がつながって成長していることを知りました。
だから私は、「どの企業が勝つか」ではなく、「AI市場全体が広がることで、どの企業に恩恵があるのか」という視点を大切にしています。
私の考察
今回の決算を見て、改めて感じたことがあります。
それは、「株価という点ではなく、AI市場の成長という線で見ることが大切」ということです。
決算発表のたびに株価は大きく動きます。
もちろん短期的な値動きも気になりますが、私は「AI市場そのものが今後も成長するのか」という視点を重視しています。
今回のIntel決算でも、注目したのは株価が急騰したことではありません。
AIサーバー向けCPU、ファウンドリ、GPU、高速メモリ、クラウドなど、AIエコシステム全体が拡大していることです。
その流れが続くのであれば、恩恵を受ける企業はIntelだけではなく、NVIDIA、Micron、Broadcom、Oracleなどにも広がる可能性があります。
私の投資スタンス
私は「次の決算で株価が上がるか」よりも、「10年後もAI市場で必要とされる企業か」を意識して企業分析をしています。
今回のIntel決算はゴールではなく、AI時代に向けた復活へのスタートラインに立ったことを示す決算だったと感じました。
これからも四半期ごとの数字だけでなく、AI市場全体の変化を追いながら、長期目線で企業を見ていきたいと思います。
日本株ならどの企業に注目?
AI市場の成長による恩恵は、IntelやNVIDIAなどの米国企業だけではありません。
AI向け半導体が増えれば、その製造や検査を支える日本企業にも追い風となる可能性があります。
私も米国株だけでなく、「AI市場の拡大で恩恵を受ける企業」という視点で日本株にも注目しています。
AI関連で注目したい日本株
- アドバンテスト(6857)
AI向けGPU・CPUの検査装置で世界トップクラス。AI半導体需要の拡大が追い風。 - ディスコ(6146)
半導体の切断・研削装置を提供。AIチップの製造拡大とともに需要増が期待されます。 - 東京エレクトロン(8035)
半導体製造装置の世界的大手。Intelの18Aプロセスをはじめ、最先端半導体の製造を支える企業です。 - レーザーテック(6920)
EUVマスク検査装置で高いシェアを持ち、最先端半導体の品質向上に貢献しています。 - SCREENホールディングス(7735)
半導体洗浄装置を手掛ける企業。AI向け半導体の生産拡大で需要増が期待されます。
Intelの業績が回復し、AI向けCPUやファウンドリ事業が成長すれば、こうした日本企業にも恩恵が広がる可能性があります。
AI市場は1社だけで成長するものではありません。
半導体メーカー、製造装置、検査装置、メモリ、クラウドなど、多くの企業がつながる「AIエコシステム」全体を見ることが、長期投資では大切だと考えています。
まとめ
Intelの2026年第2四半期(Q2)決算は、市場予想を大きく上回る内容となり、時間外取引では株価が急騰しました。
特にAI需要を背景としたデータセンター事業の成長や、強気な業績見通しは市場から高く評価されています。
今回の決算ポイント
- 売上高・EPSともに市場予想を上回る好決算
- データセンター&AI事業が前年同期比+59%と大きく成長
- 18Aプロセスやファウンドリ事業の進展に期待
- Intel復活の可能性が見え始めた一方で、今後の量産化と収益性が重要
- AI市場はIntelだけでなく、NVIDIA・Micron・Broadcom・Oracle、日本の半導体関連企業にも恩恵が広がる可能性がある
私は今回の決算を見て、「Intelが復活した」と結論づけるよりも、AI市場の成長がさらに加速していることを強く感じました。
これからも四半期決算だけでなく、AI市場全体の流れを追いながら、長期目線で企業分析を続けていきます。


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