私は新NISAでFANG+を1年以上積み立てています。
FANG+を積み立てていると、どうしても気になってしまうことがあります。
「もっと良い投資信託が出てきたらどうしよう。」
最近、その存在としてよく目にするようになったのが「一歩テック」でした。
SNSでは、
「FANG+より回復が早い。」
「20銘柄だから分散も効いている。」
「NASDAQ100とFANG+のいいとこ取り。」
そんな投稿が次々と流れてきます。
正直に言うと、私も心が揺れました。
「もしかして、今から積み立てるなら一歩テックのほうがいいのでは?」
そう思って、運用方針や指数のルール、実際に投資している人たちの口コミまで何日もかけて調べました。
すると、前回メガ10やギガテック7を比較したときと同じように、一つの考えへたどり着きました。
大切なのは、最近のリターンでも、回復の速さでもありません。
その投資信託が、どんなルールで長期リターンを目指しているのか。
この記事では、FANG+と一歩テックを比較しながら、「回復が早いから乗り換える」という考え方で本当にいいのか、実際に調べて感じたことを、私の本音も交えながらお伝えします。
一歩テックとは?
一歩テックは、アメリカのテクノロジー企業20社へ投資する投資信託です。
正式には「FactSet US Tech Top20インデックス」への連動を目指して運用されています。
特徴を一言でまとめると、「大型テック企業へ幅広く投資しながら、偏りすぎないよう調整された投資信託」です。
- 米国テック企業20社へ投資
- FactSet US Tech Top20インデックスに連動
- キャップ付き時価総額加重を採用
- 100円から積立できる投資信託
- 償還予定日は2050年3月10日
FANG+が10社へ集中投資するのに対し、一歩テックは20社へ分散投資し、一部の企業へ偏りすぎないよう設計されている点が特徴です。
気になったのは「長期で持てるか」という視点でした
一歩テックを調べていて、私が最初に確認したのは運用ルールです。
その中で気になったのが、2050年3月10日という償還日が設定されていることでした。
もちろん、2050年まで運用予定なので、現時点では大きなデメリットだとは感じていません。
一方で、Yahoo!ファイナンス掲示板では、「純資産残高がまだ少ない」「償還日がある」ことを気にする声も見かけました。
その口コミを読んで、私が考えたのは「このファンドを10年、20年と安心して持ち続けられるだろうか。」ということです。
チャートやリターンも大切ですが、私は長期投資だからこそ、運用ルールまで納得したうえで積み立てたいと思いました。
📖 あわせて読みたい
実は私も、「パランティアがもっと早くFANG+へ入っていれば…」と思っていました。
でも調べていくと、不満だと思っていたことにはFANG+が大切にしている運用ルールが関係していました。
そのとき私の投資の考え方が変わった体験を、こちらの記事で詳しく書いています。
ETFではなく投資信託という魅力
一歩テックを調べていると、「ETFではなく投資信託だから選んだ」という声も多く見かけました。
「100円から積み立てられる」「NISAで再投資しやすい」「ETFより売りにくいから握力が上がる」
Yahoo!ファイナンス掲示板より(要約)
私も、この考え方には共感しました。
ETFはリアルタイムで売買できる反面、値動きを見て売りたくなることがあります。
一方で投資信託は、100円から積み立てられ、毎月コツコツ続けやすいのが魅力です。
また、分配金が出た場合も、NISA口座内で再投資しやすいというメリットがあります。
長期で積み立てることを考えると、「続けやすさ」も投資信託ならではの強みだと感じました。
私が一歩テックに惹かれた理由
一歩テックを調べ始めた頃、SNSでは評価する声が少しずつ増えていました。
FANG+を1年以上積み立てている私にとって、その投稿はとても気になる内容ばかりでした。
その中でも、特に印象に残ったのがDorajiさんの投稿です。
一歩テックは20社、FANG+は10社。
— Doraji@地方投資生活 (@Doraji29) February 4, 2026
結果を見ると、より分散されているほうがパフォーマンスは安定し、集中投資のほうが足元では伸び悩んでいる。
かつてGAFAMと呼ばれたハイパースケーラーも、Googleを除けば、いずれも転換期に差しかかっているように感じる。… pic.twitter.com/N6a3Wvvg8H
この投稿を見たとき、私は初めて思いました。
「もしかして、FANG+より一歩テックのほうがいいのでは?」
20社へ分散投資しながら、FANG+に近いリターンを目指す。
しかも、SNSでは「回復が早い」「今のAI相場に合っている」という声も見かけます。
正直、この頃の私はかなり心が動いていました。
そして調べていくと、今度はこんな投稿も目にしました。
Zテック20がFANG+と一歩テックを突き放してきた。 SKハイニクス、マイクロン、TSMC、サムスン、インテル。半導体メモリと製造の中核が入っている。 発売当初は人気化しなかったけどまさかの展開😯
— かみがも@米国株🇺🇸ハイテク&超高配当 (@kamigamo_trade) May 6, 2026
1年トータルリターン
Zテック20:+74.6%
一歩テック:+56.4%
FANG+:+46.9% pic.twitter.com/cNymalKPTX
この投稿は、一歩テックをおすすめしている内容ではありません。
むしろ、Zテック20のほうが良い結果を出しているという比較でした。
でも、私はこの投稿を見て、別のことを考えました。
「一歩テックが良いと思ったら、今度はZテック。」
「この先も、新しいファンドが出るたびに乗り換えたくなるのではないか。」
チャートだけを見ると、どれも魅力的に見えます。
そのたびに「次はこれかもしれない」と思ってしまう。
でも、それを繰り返していたら、長期投資なのに、短期の値動きへ振り回されてしまうのではないか。
私はそこで、一度立ち止まりました。
そして、チャートではなく「運用ルール」を見るようになります。
比較するべきは、どの企業が入っているかではありません。
その指数は、どんな考え方で長期リターンを目指しているのか。
ここから私の投資信託を見る視点は、大きく変わっていきました。
本当に一歩テックはFANG+より回復が早いのか?
SNSを見ていると、「一歩テックはFANG+より回復が早い」という声をよく見かけました。
私自身も気になったので、実際に1年間のチャートを見比べてみました。
1年間チャート
1年間チャート
チャートを見て私が感じたこと
- 一歩テックは下落後の戻りが早く見える場面もありました。
- FANG+も下落後にしっかり回復しています。
- ただし、この違いは運用ルールの違いによる可能性もあります。
チャートを見て最初に感じたのは、一歩テックのほうが下落後の戻りが早く見える場面もあるということでした。
一方で、FANG+は2026年2〜3月頃に大きく下落し、その後しっかり回復しているものの、戻りには少し時間がかかったようにも見えます。
この値動きを見ると、「今は一歩テックのほうが魅力的なのでは?」と感じる人がいるのも自然だと思いました。
正直に言うと、私も同じことを考えました。
「やっぱり乗り換えたほうがいいのかな。」
そんな気持ちになったのも事実です。
でも、ここで私は一度立ち止まりました。
本当に、「回復が早い」という理由だけで長期投資先を変えていいのでしょうか。
調べていくと、その違いは運用会社の腕ではなく、指数そのものの設計にあることが分かってきました。
- FANG+は10社へ均等に投資する「均等加重+リバランス」
- 一歩テックは20社へ投資する「キャップ付き時価総額加重」
つまり、値動きが違うのは当然とも言えます。
目指しているゴールが違えば、チャートの形が違うのも不思議ではありません。
ここで私は、前回メガ10やギガテック7を比較したときと、同じ結論にたどり着きました。
チャートは「過去の結果」。でも、運用ルールは「これから先も付き合う仕組み」です。
だから私は、「回復が早そう」という印象だけでは判断しませんでした。
最後に見たのは、チャートではありません。
その指数は、どんなルールで長期リターンを目指しているのか。
次は、その運用ルールをFANG+と一歩テックで比較していきます。
回復が早い理由を調べてみました
チャートを見ると、一歩テックのほうが下落後の戻りが早く見える場面がありました。
正直、この時点では「やっぱりFANG+より一歩テックなのかな。」と思っていました。
でも、チャートだけでは納得できません。
そこで私は、「なぜ値動きに違いが出るのか」を調べてみました。
すると、一番大きな違いは指数の運用ルールにあることが分かりました。
- 一歩テック:20銘柄へ投資し、キャップ付き時価総額加重を採用
- FANG+:10銘柄へ均等に投資し、定期的にリバランスを実施
一歩テックの「キャップ付き時価総額加重」とは、時価総額の大きい企業を多めに組み入れながらも、一部の企業へ偏りすぎないよう上限を設けて調整する仕組みです。
つまり、勢いのある大型テック企業の成長を取り込みつつ、バランスも考えた指数設計になっています。
一方のFANG+は、10銘柄をほぼ均等な割合で保有し、定期的なリバランスによって比率を元に戻します。
どれか1社が大きく上昇しても、その企業だけに偏らないよう調整しながら運用するのが特徴です。
この違いを知って、私はようやくチャートの意味が見えてきました。
一歩テックが魅力的に見えたのは、勢いのある企業を取り込みやすい設計だから。
だからこそ、下落後の回復が早く見える場面があっても不思議ではありません。
でも、その一方でFANG+の見方も変わりました。
以前の私は、「なぜ新しい成長企業をもっと早く採用しないの?」と不満ばかり感じていました。
しかし比較して分かったのは、FANG+は「勝ち続ける企業」を追いかける指数ではなく、「10社を均等に持ち続ける」というルールを大切にしている指数だったということです。
実は、この比較を始める前の私は、一歩テックへ乗り換えるつもりでした。
でも調べれば調べるほど、見るべきなのはチャートではなく、その指数が何を目指して作られているのかだと考えるようになりました。
つまり、回復が早い=優秀。
そんな単純な話ではありませんでした。
一歩テックには、成長企業を幅広く取り込みやすいという強みがあります。
FANG+には、均等加重とリバランスという、一貫したルールを守り続ける魅力があります。
私は今回、一歩テックの良さを知ったことで、逆にFANG+を積み立てる理由も、以前よりはっきりしました。
比較して分かったのは、「どちらが勝つか」ではありません。
それぞれが、どんな考え方で長期リターンを目指しているのか。
私は、そこを見ることが長期投資では一番大切だと感じました。
私は「企業」ではなく「ルール」を見るようになりました
今回、一歩テックを調べていて、一番変わったのは投資先ではありません。
投資信託を見る視点でした。
以前の私は、とにかく企業ばかり見ていました。
「NVIDIAが入った。」
「Palantirは採用されるのか。」
「Broadcomはいつ入るんだろう。」
「次はどの企業が主役になるんだろう。」
そんなことばかり考えていました。
だから、一歩テックを知ったときも、最初に気になったのは構成銘柄でした。
でも、比較を続けるうちに気付いたことがあります。
本当に見るべきなのは、企業名ではありませんでした。
見るべきだったのは、その指数がどんな考え方で長期リターンを目指しているのかです。
- FANG+は、10銘柄を均等に保有し、リバランスを繰り返す。
- 一歩テックは、20銘柄へ分散し、キャップ付き時価総額加重で成長を取り込もうとする。
どちらもAI・テクノロジー企業へ投資する指数です。
でも、「勝ち方」がまったく違いました。
だから私は、チャートを見る時間よりも、指数のルールを読む時間のほうが大切だと思うようになりました。
もちろん、一歩テックは魅力的です。
実際、この比較を始めた頃の私は、本気で乗り換えることも考えていました。
でも調べれば調べるほど、私が惹かれたのは一歩テックではなく、FANG+の「均等加重」と「リバランス」という考え方でした。
私は、「次に何が入るか」を追いかけるよりも、自分が納得できるルールを積み立てたい。
だから現時点では、これからもFANG+を積み立て続けます。
もちろん、5年後、10年後も同じ考えとは限りません。
もし一歩テックの運用ルールに、今より強く納得できる日が来たら、そのときは迷わず考えをアップデートします。
でも今の私は、企業ではなく、ルールを信じて積み立てたい。
これが、一歩テックを本気で調べた私の結論です。
📚 FANG+比較シリーズ
私自身が迷いながら比較した記事をまとめています。
- 📈 FANG+とNASDAQ100|王道インデックスと比較して分かったこと
- 🤖 FANG+・メガ10・ギガテック7|「入れ替え」の考え方を比較
- ✅ 現在の記事:FANG+と一歩テック
これからも比較記事を追加していきます。
結局どちらを選ぶ?私ならこう考えます
| 比較項目 | FANG+ | 一歩テック |
|---|---|---|
| 向いている人 | 運用ルールを信じて長期で積み立てたい人 | 新しい成長企業も幅広く取り込みたい人 |
| 特徴 | 均等加重+リバランス | キャップ付き時価総額加重+20銘柄 |
| 私なら | ★★★★★ 積立を継続 | ★★★★☆ 今後も注目 |
現時点で私が選ぶなら、FANG+です。
でも、それは「一歩テックより優れているから」ではありません。
比較を続けた結果、今の私が一番納得できた運用ルールが、FANG+だったというだけです。
一歩テックは、とても魅力的な投資信託でした。
20銘柄へ分散し、キャップ付き時価総額加重で成長企業を取り込もうとする考え方には、私もかなり惹かれました。
正直、この比較を始めた頃は、乗り換えるつもりで調べていました。
でも、調べれば調べるほど、私が惹かれたのはチャートではなく、運用ルールだったんです。
だから私は、これからもFANG+を積み立てます。
もちろん、5年後、10年後も同じ考えとは限りません。
一歩テックが長期でどんな実績を積み重ねていくのか、これからも追いかけていくつもりです。
投資は、一度選んで終わりではありません。
比較し、学び、自分の考えをアップデートし続けること。
それが、私にとって一番納得できる長期投資だと思っています。
私はこれからも比較を続けます
今回、一歩テックを調べて、一つ大きな気付きがありました。
投資信託は、一度選んだら終わりではありません。
これからも新しい指数やファンドは、次々に登場すると思います。
SNSでは、
「今度はこれが最強。」
「もうFANG+は古い。」
そんな声も、これから何度も目にするでしょう。
正直に言うと、私もまた心が動くと思います。
でも今回の比較を通して、私の投資との向き合い方は変わりました。
これからは、「何を買うか」ではなく、「どんなルールを信じるか」で判断したい。
企業は変わります。
時代の主役も変わります。
だからこそ私は、企業名ではなく、その指数がどんな考え方で長期リターンを目指しているのかを見続けたいと思っています。
もちろん、一歩テックは今でも気になる投資信託です。
でも、その気持ちだけで乗り換えることはしません。
まずは運用ルールを知り、自分が納得できるかを考える。
それが、今回この比較を通して、私が自分自身と交わした約束です。
これからも私は、一人の投資家として悩み、比較し、学びながら、その過程をこのブログで正直に発信していきます。
📚 あわせて読みたい
-
FANG+が暴落しても売らなかった理由|実際に考えていたこと
→ 暴落時に本当に売るべきか悩んだときのリアルな体験です。 -
FANG+を積立して後悔した4つのこと|1年間積立した46歳会社員の本音
→ 積立を続けて感じた後悔や、本音を正直にまとめています。 -
46歳会社員の新NISA運用実績|FANG+積立1年目の評価額と下落時の追加購入記録
→ 実際の運用実績や評価額を公開しています。


コメント